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小犬のワルツ

小犬のワルツ


 この曲は,ショパンがつくったピアノの曲です。たいへん短い曲なので,「一瞬いっしゅんのワルツ」という別名でばれることもあります。
 ワルツの優雅ゆうがなふんいきと,かわいらしい小犬がじゃれつくような生き生きとした感じとが,よく調和した作品であるといえるでしょう。曲は,大きく3つの部分に分かれています。始めの部分と終わりの部分は軽やかな感じで,中間の部分はそれとは対照的にしっとりと流れるような感じの音楽です。
 この曲がつくられたきっかけには,こんなエピソードがあります。ショパンには当時,女流作家のジョルジュ サンドという年上の恋人こいびとがいました。ジョルジュ サンドにはお気に入りの小犬がいて,その小犬は自分のしっぽを追いかけるように,いつもぐるぐると回って遊んでいたそうです。その様子を見ていたジョルジュ サンドは,「この小犬のくるくると回る様子を音楽で表現できる?」とショパンに聞きました。すると,ショパンはあっという間に,その場でこの曲をつくったといわれています。
 ちなみに,ショパンのワルツの中には「こねこのワルツ」と呼ばれるものもあります。
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